コロナワクチンで生理痛はひどくなる?
コロナワクチンの接種後に、生理痛がひどくなった、経血の量が増えたという方は少なくありません。
しかし、2023年6月現在、コロナワクチン接種が生理痛に影響を及ぼすかどうかは証明されていません。
生理痛に効く市販薬の選び方
コロナワクチン接種後であったとしても、一般的な痛み止め(鎮痛剤)を服用することで生理痛を緩和できます。また、同じ痛み止めで副反応による体の痛み、発熱にも対処できますが、用法・用量をこえた飲み過ぎには気を付けて服用してください。
リングルアイビー錠α200 12錠【指定第二類医薬品】
有効成分 | 剤形 |
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イブプロフェン |
錠剤 |
有効成分がイブプロフェンだけのシンプルな痛み止めです。生理痛や頭痛などの痛みを緩和し、発熱にも効きます。
ロキソプロフェン錠「クニヒロ」 12錠【第一類医薬品】
有効成分 | 剤形 |
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ロキソプロフェンナトリウム水和物 | 錠剤 |
ロキソプロフェンナトリウム水和物のみが配合された薬です。痛みの元となるプロスタグランジンの生成を抑え、痛みを和らげます。
この他にも、市販されている痛み止めには、解熱鎮痛成分の他に鎮痛補助成分が配合されている薬もあります。生理痛に効く市販薬の選び方については、以下の記事を参考にしてください。
ワクチンが直接的に不正出血や月経不順を起こすことはない
厚生労働省のサイトでは、新型コロナワクチンが直接的に不正出血や月経不順を起こすことはないとしています。ただし、コロナワクチンの副反応による発熱などに起因して、月経周期が乱れることは考えられるようです。
女性の月経周期は、様々な環境ストレスや生活の変化からの影響を受けます。mRNAワクチンが生殖器に直接作用して、不正性器出血をおこしたり、月経不順を起こすことはありません。月経周期は様々な要因に影響を受けるので、副反応による発熱や体のだるさなどのストレスで月経周期が乱れたり、不正性器出血が起こる可能性は考えられます。
厚生労働省|新型コロナワクチンQ&A より引用
コロナワクチンの副反応や、副反応による様々な症状に使用できる市販薬については以下の記事で詳しく解説しています。
新型コロナワクチンのQ&A
新型コロナウイルスのワクチンに関する情報は、厚生労働省のページをご確認ください。
外部リンク:厚生労働省|新型コロナワクチンQ&A