じんましんの原因はストレス?
精神的なストレスはじんましんの原因のひとつです。
また、じんましんには様々な原因があり、ストレス以外の原因によるじんましんの場合でも、ストレスや疲れによってじんましんが悪化してしまうこともあります。
慢性じんましん悪化の原因に
1か月以上続くじんましんのことを慢性じんましんといいます。
慢性じんましんの方は、ストレスや疲れによって症状が悪化することが多いと報告されています。
周りの環境も要因のひとつ
職場や家庭などの環境が変わることによるストレスや疲れが、じんましんの原因になります。
逆に、環境の変化によってストレスから解放され、じんましんが出なくなることもあります。
じんましんの原因
じんましんの原因は多岐にわたり、ストレス以外にも様々な原因があります。
別の原因で発症したじんましんが、ストレスによって悪化してしまうケースもあります。
主な原因 | |
---|---|
アレルギー性 |
・食べ物 ・薬 ・動物や昆虫、植物など |
非アレルギー性 |
・精神的なストレスや疲れ ・寒さや暑さ(皮膚の急激な温度変化) ・物理的な刺激(日光、下着の摩擦 など) ・汗による刺激(入浴、運動、緊張 など) ・風邪などの感染症 ・特定の病気 など |
じんましんの原因は、アレルギー性と非アレルギー性の2つに分けられますが、原因は多岐にわたるため、特定できないことも多いです。
じんましんの症状があらわれる体の場所も原因に関わらず様々です。全身にあらわれる場合もあれば、腕や足などの体の一部だけにあらわれることもあります。
じんましんに効く市販薬の選び方
じんましんに効く薬のひとつに抗ヒスタミン薬と呼ばれる飲み薬があります。
抗ヒスタミン薬は、じんましんの症状に対して、まずはじめに使用を推奨される薬です。
眠気が少ない第2世代の抗ヒスタミン薬を
抗ヒスタミン薬は、成分によって第1世代と第2世代に分けられています。
第2世代の抗ヒスタミン薬は第1世代に比べて、眠気などの副作用があらわれにくくなっているため、市販薬を選ぶ際は、第2世代の抗ヒスタミン薬を選ぶと良いでしょう。じんましんに効く薬の中で、市販されている第2世代の抗ヒスタミン薬の成分は2種類のみです。(2021年5月現在)
じんましんに効く 第2世代の 抗ヒスタミン薬 |
・アゼラスチン塩酸塩 ・メキタジン |
---|
かゆみが強い場合は塗り薬と併用
じんましんの対処には基本的には抗ヒスタミン成分の飲み薬が適していますが、局所的なじんましんでかゆみの症状が強い場合は、飲み薬とあわせて塗り薬を使用することもできます。
塗り薬によって皮膚のかゆみをおさえ、飲み薬によってじんましんを引き起こす物質の作用をおさえることができます。
ジンマート錠|3種類のビタミン配合
ジンマート錠【第二類医薬品】
・第2世代の抗ヒスタミン薬"メキタジン"配合
・皮膚のかゆみに効く
・皮膚・粘膜の働きを助ける3種類のビタミン配合
第2世代の抗ヒスタミン成分であるメキタジンがじんましん、湿疹・かぶれによるかゆみをおさえます。皮膚・粘膜の働きを助ける3種類のビタミンも配合されています。
レスタミンコーワ糖衣錠|5歳から服用できる
レスタミンコーワ糖衣錠 80錠【第二類医薬品】
・5歳から服用できる抗ヒスタミン薬
・第1世代の抗ヒスタミン薬"ジフェンヒドラミン塩酸塩"配合
5歳から服用できる第1世代の抗ヒスタミン薬です。
市販されている第2世代の抗ヒスタミン薬は15歳以上でないと服用できないため、15歳未満の方は第1世代の抗ヒスタミン薬を使用しましょう。
デリナースクール|じんましんのかゆみに効く塗り薬
じんましんの対処には基本的には抗ヒスタミン成分の飲み薬が適していますが、局所的なじんましんでかゆみの症状が強い場合は、飲み薬とあわせて塗り薬を使用することもできます。
塗り薬によって皮膚のかゆみをおさえ、飲み薬によってじんましんを引き起こす物質の作用をおさえることができます。
デリナースクール【第二類医薬品】
・局所麻酔成分"リドカイン"がかゆみにすばやく効く
・抗ヒスタミン薬"ジフェンヒドラミン塩酸塩"配合
・ノンステロイドの塗り薬
リドカインとジフェンヒドラミン塩酸塩のダブルの効果で皮膚のかゆみを鎮めます。メントール配合によるクールな使用感のクリームです。ステロイド成分が配合されていないため、ステロイドによる副作用が心配な方も安心してご使用いただけます。
デリケートゾーンだけでなく、粘膜や目のまわり以外の全ての部位に使用できます。
ストレス・疲れの解消方法|じんましん対策
精神的なストレスや、体の疲れがじんましんの症状を悪化させる原因になることもあります。
疲労やストレスによって、じんましんの症状があらわれる場合もあるため、日頃から疲れやストレスはためないようにしましょう。
自分にあったリラックス方法をみつける
生活の中に自分がリラックスできる時間をつくりましょう。
軽い運動や音楽、映画の視聴など、自分にあったリラックス方法で、ストレスや疲れを癒しましょう。
特に、筋肉をゆっくり伸ばすストレッチは仕事の合間にも簡単にできるためおすすめです。
規則正しい生活と睡眠を心がける
規則正しい生活と睡眠は、心身のストレスの解消に欠かせません。
寝る前にリラックスする時間を作ると、体を休ませる機能をもつ副交感神経が働き、スムーズに睡眠に入ることができます。半身浴をしたり、好きな音楽を聴いたり、本を読んだりして体の緊張をほぐし、睡眠のスイッチをいれましょう。
病院を受診する目安
一時的なじんましんであれば、市販薬を使用することで症状を緩和できますが、市販薬を5~6日間使用しても症状が続く場合は、医師に相談してください。
また、以下の症状に当てはまる場合は、強いアレルギー症状があらわれている可能性があるため、すぐに病院を受診してください。
病院を受診する目安 |
・呼吸が苦しい ・胸や喉が苦しい ・吐き気や嘔吐 ・顔色が悪い |
---|